花粉症
2010年03月27日
~花粉症にお悩みの方へ~
花粉症対策
花粉症はI型アレルギーという身体の反応の結果、生じる病気で、治療の第一歩は発症のもととなる原因(アレルゲ
ン)の検索とその同定にあります。春先と秋口にはふつうの感冒と間違いやすいので注意が必要です。花粉症では抗
原を除去することはまず不可能ですのでマスクや外出を控えるなど、花粉を避けることが大事です。また花粉の飛散
状況に合わせて計画的に薬物を服用する初期治療が重要です。初観測日から本格的飛散まで2-3週間の時間があ
ることをもとにして提唱されています。
お薬
抗ヒスタミン効果のある抗アレルギー薬では、すぎ花粉飛散開始二週間前より、また局所ステロイド剤の噴霧薬で
は一週間前から使います。抗ヒスタミン薬というお薬は、鼻汁、くしゃみに有効です。根本的な治療として滅感作療法
がありますが、日本で使用できるものは スギ、ブタクサに限られます。
アレルギー性鼻炎
アレルギー性鼻炎は、薬物の中止により容易に元の状態に戻ってしまい、根治はなかなか期待できません。また自
然緩解率も非常に少ないといわれています。通年性アレルギー性鼻炎に対する治療=滅感作療法は二年以上が必
要です。
毎年春先に、くしゃみ・鼻みず・目のかゆみなど、不快な症状が“花ざかり”になる花粉症。ドクターとの二人三脚で、
不快な症状にサヨナラをしましょう。